医療事件は医学に関する高度な専門的知識が必要になるだけでなく、多大な労力を投じる必要があるため、実際に弁護士に相談しても「扱っていないので対応できない」と依頼を断られることもめずらしくありません。
また、医療事件を扱っている弁護士でも、医療に関する充分な知識がなく、他の事件の片手間に処理をするため、充分な対応をしてもらえないこともあります。
医療事件を依頼するときは、その弁護士・法律事務所が、
(1)その弁護士が医療事件について充分な知識を備え、また、医療事件の解決の実績があるか
(2)医学的アドバイスや意見書の作成等の指導・援助をしてくれる協力医がいる等、医療事件解決のための体制が備わっているか
をチェックするとよいでしょう。